医学生の中には
- 今のままの体力で働いていけるのだろうか
- 研修医になるために必要なことはなんだろうか
と不安になることはないでしょうか。
初期研修医は社会人1年目としても学ぶべきことが沢山あります。
中でも体力は大事な項目ですがマラソンが走れるとか、泳げるとかいう体力ではなく、
「スキマ時間で寝たり食べたりできるか」
「忙しさの中でストレスコントロールをしながら仕事ができるか」
といったいわゆる「生活体力」が重要です。
今回は生活体力がなぜ重要か、どうやって生活体力をみがくのかについてお伝えします。
研修医の毎日はどのくらいの忙しさなのか?
忙しさを一言でいうことは難しいので今回は睡眠時間でみていきます。研修医の10人に1人が ”4時間睡眠” だそうです。研修医出身の僕からみても、そんなに少ないんだ!
という印象です。
これは2002年に滋賀医科大学が調べたものです。
調べたのも2002年ですし、大学病院の研修医を対象としたものなのでこれが全てではないと思いますが事実ではあるので怖いですね。
運動部だったんで!で研修医ができるか
研修医にはストレスがかかります。
なぜか
「自分で決められることが少ない」
つまり「裁量権が小さい」
ということが原因のひとつです。
2015年に始まったストレスチェックの項目にもあるのですが
仕事量が多くても裁量権があればストレスは小さい
逆に仕事量が少なくても裁量権が小さいとストレスは大きい
と言われています。
なので運動ができて、元気よくあいさつができる。という体力よりも
過酷な状況でもスキマ時間で寝たり、食べたりできるか、ストレスコントロールをしながら仕事ができるかといった「生活体力」の方が重要となってきます。
運動部だったんで!だけでは研修医生活がつらくなる可能性があるということですね。
今日は研修医の忙しさとそれを乗り越えるために必要な生活体力についてみてきました。
結論としては
初期研修医に必要な体力は運動ができる体力だけではなく
忙しさの中でもスキマ時間をうまく利用しストレスコントロールができる生活体力が重要そう
ということでした。
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